日本人が英語を話せない理由①のつづきです。
「文法構造(語順)が異なる」と「音節構造が異なる」の2大要因の他に、以下のような理由もあると思います。
義務教育でスピーキング練習をほとんどしない
中学や高校で習うのは、英文法や長文読解がメインです。これはこれで悪くはないと思います。英単語・文法のような基礎力はとても重要です。
しかし、スピーキングの練習量が少なすぎだと思います。大学入試2次試験の、マニアックな長文読解をマスターするより、簡単なスピーキングをマスターする方がはるかに有益だと思います。
海外では、このスピーキングを重視している国が多いようです。
シンガポール人、韓国人の友人に聞いたところ、ロールプレイのような会話練習や、プレゼンテーションなどのカリキュラムが豊富にあるそうです。
日本でも、このようなトレーニングに加え、瞬間英作文をカリキュラムに取り入れると、かなり効果的だと思います。
瞬間英作文については
もご参考下さい。
日本に外国人が少ない
日本に外国人が少ないのも大きな理由だと思います。
最近でこそ海外からの観光客が増え、地域によっては在日中国人・韓国人・ブラジル人などが増えていますが、まだまだ少ないです。
もし日本が多くの移民を受け入れ、隣近所に外国人がたくさん住むようになれば、英語を使う機会が増えるでしょう。そうなれば、きっと日本人の英語力は底上げされるはずです。
(*日本に外国人が増えるのが良いか悪いかはまた別の話です。)
日本人の性格の問題
日本人は、内気で間違いを極度に恐れる国民性です。外国人と比べて、自分の意見を積極的に言いません。
私もそうです。
初対面だと緊張してなかなか話せない人も多いと思います。日本語ですらそうなので、英語ならなおさらです。
この場合、英語力の問題ではありませんね。日本は島国で、昔から閉じた国だったので、村八分を極度に恐れます。日本人の内気な性格は、島国という環境が長年作り上げた遺伝子なのかも知れませんね。
どのように対策するべきか分かりませんが、やはり実戦経験をたくさん積み、少しずつ慣れるのが大切な気がします。
外国人との会話に慣れるには、手軽なオンライン英会話がオススメです。