リスニングの勉強法は、大きく「精聴」と「多聴」の2つに分けられます。それぞれを一言で説明すると、
・「精聴」は、一言一句聞き取れることを目指す勉強法
・「多聴」は、全体の意味をざっくりとらえる勉強法
になります。
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◯精聴の勉強法
精聴は、同じ素材を何度も繰り返し聞き、「単語の音」「単語間がつながる音(リエゾン; 音の連結)」「文章のリズム」などの法則を、ひとつひとつ頭にストックしていく作業です。
これまで文字に頼って英語を勉強してきた人は、文字と音が一致していません。基本的な”water”を例にしても、”ウォーター”という音ではありません。どちらかというと”ワラ”に近いですが、これも正しいとは言えません。英語の発音をカタカナで表す事は無理があるのです。
英語を音楽のようにとらえましょう。音だけでなく、リズム、アクセントも重要だからです。文章を見た時に、これらの音の要素を自分で再現できるようになれば、英語の音が頭にストックできたと言えます。
精聴で大切なのは、繰り返し聞くことができスクリプトがある素材を選択することです。この条件は絶対に外せません。精聴のオススメ素材もご参考下さい。
素材を用意したら、次のページを参考にリスニングの基礎力を養成しましょう。精聴のための勉強法として外せない3つです。
目安としてTOEIC800点未満の方は、まずは精聴をしっかり行うべきです。TOEICのリスニング問題は、比較的ゆっくりで綺麗な発音のため、精聴だけでも高得点を取れると思います。そして、精聴を徹底的に行い、聞き取れる単語・英文のストックを増やして行くことが、その後の多聴トレーニングで大きく飛躍できる土台となります。
◯多聴の勉強法
多聴は、とにかくたくさんの新しい素材を聞き、1回で大意をとらえる勉強法です。単語が一部聞き取れなくても気にせず、ポイントを抑えてストーリーを追っていきます。
前ページでは、多聴のことを英語シャワーとも表現をしましたが、この英語シャワーが効果を上げるのは、あくまで精聴がしっかりできるリスニング上級者だけなので気を付けて下さい。
詳しくは、
でお話します。
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