多聴に使う素材を選ぶ際に、絶対外せないポイントが2つあります。
それは、
(1) 自分のレベルにあった素材を選ぶこと
(2) 自分が楽しめる素材を選ぶこと
です。
(1) 自分のレベルにあった素材を選ぶこと
最重要なポイントです。
英語脳をつくるためには、多聴・多読が欠かせません。しかし、もし自分のレベルにあっていない素材を使っているなら、効果半減どころか、効果ゼロと思った方が良いでしょう。
私も昔、全然聞き取れないドラマを見まくっていました。素材が難しいほど勉強の充実感はありましたが、効果はゼロでした。自分のレベルにあっていない素材は、歯を食いしばっていくら聞いても時間のムダです。
多聴・多読が効果を発揮するのは、「あ〜これは簡単だ。だいたい分かる。」というレベルの素材を使ったときです。それを大量に聴いたとき・読んだときに、初めて英語脳の階段を登り始めます。
本サイトでは、管理者MONJUの経験にもとづき、「あ〜これは簡単だ。だいたい分かる。」素材を以下のように定義しました。
・スクリプト(原稿)が入手可能な場合、読んで意味が7割以上分かるもの
・スクリプト(原稿)が入手不可な場合、初めて聞いて意味が半分以上分かるもの
です。
この最重要ポイント、頑張り屋の日本人は特に気を付けたいところです。
【補足】
多読の場合は、1つ目(読んで意味が7割以上分かるもの)が満たされる素材ならOKです。リーディング(応用)もご参考下さい。
※スポンサーリンク
(2) 自分が楽しめる素材を選ぶこと
これもまた重要なポイントです。
コチラでお話しした通りリスニングは長期戦です。自分が楽しめない素材なら、よほどストイックでない限り継続できないでしょう。
昔、CNNを聞こうと意気込んだ時もありましたが、1割も理解できませんでした(この時TOEIC700点くらい)。そんな素材では楽しくもありません。数週間で挫折し、時間のムダとなりました。
理解さえ出来れば、CNNでもそれなりに楽しく続けられたはずです。つまり、「自分のレベルにあった素材を選ぶこと」というのは、楽しく続ける上でも重要なのです。
加えて、ドラマ・映画であれば内容も面白いので、さらに続けやすいと思います。好みではありますが、映画よりも続きのあるドラマの方が良い気がします。「続きが気になってしょうがない」「気づいたら夜更かししてしまった」という素材に出会えたら、英語脳習得は近いです。
⇒ 多聴のオススメ素材(基礎) へつづく
※スポンサーリンク
♠♣♥♦♠♣♥♦♠♣♥♦
< 応用力養成編 >
↓ リスニング(応用) のメニューはこちら ↓
- 最低限のスピーキング力を習得して気づいたこと
- リスニングができない4つのパターンとその対策
- スピーキングは短期集中、リスニングは長期コツコツで
- 多聴のための勉強法 -字幕リーディング-
- 多聴用素材選びのポイント2つ ← 今ココ
- 多聴のオススメ素材(基礎)
- 多聴のオススメ素材(応用)
- 私のリスニング実践記
- 【番外編】ジブリ作品の英語字幕表示における問題点 & DVD・ブルーレイの疑問点