多読のやり方
1. 洋書を入手する
2. 時間を計る
3. 多読する
4. 読書記録をつける
では、順番に見ていきましょう。
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1. 洋書を入手する
継続的に良い洋書を入手しないといけないので、これは大事なポイントです。
以下のような入手方法があります。
(1) 一般書店で購入する。
八重洲ブックセンタ、丸善、紀伊国屋などの大型書店であれば、大抵洋書コーナーがあります。
(2) アマゾンで購入する
アマゾンで読みたい洋書はほとんどそろうと思います。中古で購入することも可能です。
【補足】 好みは別れますが、Kindle版もオススメです。Kindleのメリットはたくさんあります。
・紙の洋書よりも少し安い
・大量の洋書を1台のタブレットで持ち運べる
・ダウンロードするだけなので思い立った日に読める
・知らない単語をタッチするだけで調べられる
デメリットとしては、
・ページ感覚がつかみにくく、好きなページを開きにくい
Kindleのメリットをたくさん書いておきながら、私は紙の方が好きです(笑)。デメリットの「ページ感覚がつかみにくい」が私には大きいようです。使い慣れている方は、ぜひ検討してみて下さい。
(3) 図書館で借りる
大きな図書館や大学の図書館で借りる事ができます
(4) ブッククラブで借りる
全国に社会人ブッククラブというものがあり、利用料を払うことで、洋書を借りられるそうです。利用料金は3ヶ月9,000〜15,000円、貸出しは1回7冊までを2週間、という条件だそうです。また、会員限定の読書指導会が月数回開かれるそうです。
洋書多読はとにかくお金がかかります。継続するためにも、できるだけ経済的負担が軽くなる方法で入手しましょう。読み終わった本を、古本屋に売ったり、ヤフオクに出品するのも1つの手だと思います。
【補足】
多読を行うのに、何も洋書に限定する必要はありません。英語の記事はネット上に溢れています。ニュース記事なら文章の質も申し分ありません。最初は物語・小説の方が楽しく続けられると思いますが、慣れてきたらニュース記事・観光サイト・ブログなどにも挑戦すると良いと思います。何と言っても無料は大きいです。
2. 時間を計る
前述の通り、本サイトでは「読んだ総語数」よりも「読解スピード」を重視します。スマホのストップウォッチなどを使って多読時間を計りましょう。1冊読み終えるのにかかった時間と、その本の総語数から読解スピードを計算します。後述する読書記録に記入していき、次のレベルへ進むかどうかの判断材料にしましょう。
3. 多読する
多読する時は、次の点に注意しましょう。
(1) 辞書で調べない
そもそも分からない単語がほとんどない本を選ぶことが重要ですが、それでも1ページに2、3個は出てくるでしょう。その時も辞書で調べることは極力やめましょう。読書の波に乗れなくなってしまいます。
1ページに1、2個の頻度なら、たいてい前後から推測できます。推測できない単語のうち、頻出の単語やストーリー上の重要な単語に限って調べましょう。ただし、Kindleの場合は単語のタップだけで調べられるので、使っても良いと思います。重要なのは読書の波を乱さないことです。
(2) 全てを理解しようとしない
ストーリーの大意がつかめたら良しとします。割合にすると6〜7割といったところでしょうか。スピード重視で読みましょう。
(3) つまらないと思ったらやめる
これはもったいなくて抵抗がありますね・・・。私なら、購入した本は、いくらつまらなくても最後まで読むでしょう。
ただ、経済的に余裕のある方や、無料素材を読んでいる方の場合は、つまらないと思ったらスグにやめるのが賢明です。そんな素材を読み続けていても、多読自体が嫌になってしまいます。思い切って中断し、楽しめる素材に出会う機会を増やすべきだと思います。
(オプション) 登場人物の名前や主人公との関係をまとめる
過去の多読経験から、これをやった方が良いと思います。
作品によっては、登場人物がたくさん出てきます。新しい人物が登場するたびに、その人の名前や主人公との関係をメモしながら読むと、理解度が格段に上がります。
外国人の名前に慣れていない日本人にとって、名前を覚えるだけで大変な作業です。多読を始めたばかりの頃は、登場人物をメモすることをオススメします。
4. 読書記録をつける
読書記録をつける一番の目的は、読解スピード(WPM)を知るためです。本サイトでは、WPMの値を元に本のレベルを「上げるか、下げるか、そのままか」を判断します。
また、記録をつけることはモチベーション維持にも効果的です。その記録をブログや多読コミュニティで公開すると、さらにモチベーションが高まるのでオススメです。
最後に、多読を実践していた時の記録表が出て来たので、少し改善して添付しました。ご参考下さい。
⇒ 多読用素材選びのポイント3つ へつづく
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