最後に、「どのレベルの瞬間英作文を、どれくらいマスターしたら、どれくらいスピーキング力がついたか」、私のスピーキング力履歴をご紹介致します。今後のトレーニングの参考にして下さい。
< 大学、大学院、入社1〜3年目 (TOEIC 400〜700点くらい) >
TOEIC用の勉強を行う事でTOEICの点数は伸びましたが、スピーキング力はほとんど上がりませんでした。前もって用意した内容しか話せず、それ以外になると
This door, ・・・open, and this case・・・, Ah〜〜, in ・・・like this. (左下の扉を開けて、この薬品ケースをゆっくり中に入れて下さい。と言いたい)
のように単語羅列だけになってしまいました。
あとは、疑問文の形で質問する事ができませんでした(とっさの場合)。
例えば、
Do you like xxx?
と言いたかったとしても、当時はどうしても
You like xxx?
になってしまいました。語尾だはしっかり上げて、これは質問ですよとアピールしていました(笑)。また、現在進行形・過去形・完了形は全く使えず、現在形オンリーで会話していました。5秒程考える時間があれば何とかなりましたが、とっさの場合はホントにダメダメでしたね。
< 入社後4年目 (TOEIC 700〜800点くらい) >
TOEIC対策編で紹介した参考書や方法で、ようやく700点を突破するもスピーキング力はほとんど伸びませんでした。相変わらず、前もって用意した内容しか話せません。このあたりで、「TOEICの点数は英会話力と関係するのか?」という疑問を持ちます。
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< 入社後5年目① (TOEIC 700〜800点くらい) >
ついに瞬間英作文と出会います。それまでやっていたTOEIC用の勉強・英会話教室・オンライン英会話から、瞬間英作文へとシフトしました。コチラで紹介した参考書で、中学英文法の瞬間英作文を約3ヶ月(1日2〜3時間)行ったところ、かなりスピーキング力がアップしました!
もちろんぺらぺらではありません。しかし、とっさに発言する時でも、それなりに正しい文法で、文章のかたまりとして口から自然に出た時は感動しました。
< 入社後5年目② (TOEIC 700〜800点くらい) >
中学英文法を卒業し、次にコチラで紹介した参考書でさらに半年ほどトレーニングしました。ビジネスシーンで使う表現、理系で使う表現をマスターし、仕事で必要な最低限のスピーキング力がついたと思います。
また、これまでライティングのトレーニングは全くやっていませんでしたが、ビジネスメールや技術文書の作成もかなりスムーズにできるようになりました。これは、英語の骨組みが頭に入ったからだと思います。難しい単語だけ辞書で調べ、骨組みをベースに英作文すれば、それなりの文章を書けるようになっていました。
< 入社後6年目 (TOEIC 815点取得) >
この1〜2年は、TOEICの勉強をほとんどしていませんでした。にも関わらず自己記録を更新し、ついに800点の大台に乗りました。瞬間英作文を行ったことで、リーディング力もついたように思います。
現在は、瞬間英作文の練習はあまり行っておらず、リスニングの練習に注力しています。
⇒ 瞬間英作文・クイックレスポンスはライティングにも効果的 へつづく
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