(【注意】TOEIC対策編で書いた通り、2016年5月からTOEIC出題形式が変更になるとの事です リンク。2016年5月以降の変更点を赤字で示しました。
以下の対策は基本的に使えると思いますが、変更後のTOEICを受験次第、修正・加筆していきたいと思います。)
※スポンサーリンク
< パート7 >
◯ 概要
・読解問題 (Reading Comprehension)
・計48問 (2016年5月より計54問)
ビジネスメール、広告、ニュース記事、イベント紹介などの文章を読み、設問に答える形式です。各文章に対し、前半は2〜4問、後半は5問出題されます。
従来は、シングルパッセージ9題(計28問)、ダブルパッセージ4題(計20問)だったのに対して、変更後はシングル10題(計29問)、ダブル2題(計10問)、トリプル3題(計15問)となります。未知のトリプルパッセージに注意して下さい。
◯ 対策
・まずは精読ができること
TOEICは速読が重要ですが、精読ができないうちに速読しようとしてもうまくいきません。まずは精読ありきです。
精読と多読
精読のための勉強法 -品詞の理解–
精読のための勉強法 -スラッシュリーディング–
のページを参考に、精読の練習をしましょう。練習に使う英文はTOEIC新公式問題集のパート7です。
同じ文章を繰り返し読み、精読のコツをつかんで下さい。TOEICパート7の頻出パターンも頭に入るはずです。
・速読力をつけるには、とにかく量を読む
パート7に関しては、TOEIC新公式問題集だけでは対策は不十分かも知れません。3〜4冊分でも英文量が少ないと思います。
パート7対策のためには、日頃から英文に慣れ親しみ、速読力を磨く必要があります。一度読んだ事がある文章ではなく、新しい文章でです。
そこで、以下におすすめの参考書、サイトをまとめました。いずれも良質の英文を読む事ができます。
参考書:
サイト:
優先順位はあくまでTOEIC新公式問題集→その他の参考書やサイトです。
まずは、とにかく「TOEIC新公式問題集」をやり込むに沿って勉強し、その上でパート7に伸び悩みが見られたら、上記の素材からお好きなものを選んで、よりたくさんの英文に触れましょう。
※スポンサーリンク
・時間を計って読む
時間を計って読むと集中できておすすめです。TOEICのリーディングではおおよそ150語/分の速読力が必要と言われています。50〜100語/分くらいでしか読めないかも知れませんが、毎日英文に触れ、TOEICのパターンに慣れてくると徐々に早く読めるようになります。自己記録を更新しつづけて150語/分の突破を目指しましょう。
・スキミングやスキャニングの練習をする
日本語の新聞記事を読むときを想像して下さい。よっぽど興味ある記事でなければ、頭から順に全て読むことは少ないと思います。さらっと全体を流し読みして、「重要な部分を抜き出して読む」ということを自然としているのではないでしょうか?
スキミングとは大まかな内容をつかむ読み方、スキャニングとは重要な情報を抜き出す読み方です。英語でもこれができたら完璧です。
少し高度で、慣れるまでに時間がかかりますが、マスターするとかなりスピードアップします。ぜひ意識的にスキミング、スキャニングの練習を取り入れてみて下さい。
【補足】 正解の根拠が本文の1カ所に固まっている、いわゆる「情報集中型問題」は、上記スキミング・スキャニング技術がいかんなく発揮できます。
しかし、TOEICパート7には「照合型問題」と言われるパターンもあり、最近増えています。4つの選択肢の正解の根拠が、本文のあちこちに散らばっているため、1つ1つ照合する必要があります。そのため全文を正確に読み取れなくては正解にたどりつけません。
かといって、スキミング・スキャニング技術が全く使えない訳ではありませんし、実践のビジネスの場面では必ず必要になる技術です。
「照合型問題」が増えている事実を知り、まずは速読力を鍛えて下さい。その上で、さらなるレベルアップを目指してスキミング・スキャニングの練習を意識しましょう。
⇒ 各パートの時間配分について へつづく
※スポンサーリンク
♠♣♥♦♠♣♥♦♠♣♥♦